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- ★作品賞★
- ★監督賞★
- ★主演男優賞★
- ★主演女優賞★
- ★助演男優賞★
- ★助演女優賞★
- ★脚本賞★
- ★脚色賞★
- ★撮影賞★
- ★編集賞★
- ★美術賞★
- ★衣装デザイン賞★
- ★メイキャップ&ヘアデザイン賞★
- ★視覚効果賞★
- ★録音賞★
- ★音響編集賞★
- ★作曲賞★
- ★主題歌賞★
- ★長編アニメーション映画賞★
- ★外国語映画賞★
- ★長編ドキュメンタリー映画賞★
- ★短編映画賞★
- ★短編ドキュメンタリー映画賞★
- ★短編アニメーション映画賞★
- トピック
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★作品賞★
【受賞】「グリーンブック」
〜以下ノミネート〜
●「ブラック・クランズマン」
●「ボヘミアン・ラプソディ」
●「女王陛下のお気に入り」
●「アリー スター誕生」
●「バイス」
★監督賞★
【受賞】アルフォンソ・キュアロン
「ROMA ローマ」
〜以下ノミネート〜
● スパイク・リー
「ブラック・クランズマン」
● パベウ・パブリコフスキ
「COLD WAR あの歌、2つの心」
● ヨルゴス・ランティモス
「女王陛下のお気に入り」
● アダム・マッケイ
「バイス」
★主演男優賞★
【受賞】ラミ・マレック
「ボヘミアン・ラプソディ」
〜以下ノミネート〜
● クリスチャン・ベール
「バイス」
● ブラッドリー・クーパー
「アリー スター誕生」
● ウィレム・デフォー
「永遠の門 ゴッホの見た未来」
● ヴィゴ・モーテンセン
「グリーンブック」
★主演女優賞★
【受賞】オリビア・コールマン
「女王陛下のお気に入り」
〜以下ノミネート〜
● ヤリッツァ・アパリオ
● グレン・クローズ
「天才作家の妻 40年目の真実」
● オリビア・コールマン
「女王陛下のお気に入り」
● レディー・ガガ
「アリー スター誕生」
● メリッサ・マッカーシー
「ある女流作家の罪と罰」
★助演男優賞★
【受賞】マハーシャラ・アリ
「グリーンブック」
〜以下ノミネート〜
● アダム・ドライバー
「ブラック・クランズマン」
● サム・エリオット
「アリー スター誕生」
● リチャード・E・グラント
「ある女流作家の罪と罰」
● サム・ロックウェル
「バイス」
★助演女優賞★
【受賞】レジーナ・キング
「ビール・ストリートの恋人たち」
〜以下ノミネート〜
● エイミー・アダムス
「バイス」
● マリーナ・デ・ダビラ
● エマ・ストーン
「女王陛下のお気に入り」
● レイチェル・ワイズ
「女王陛下のお気に入り」
★脚本賞★
【受賞】「グリーンブック」
ニック・バレロンガ 、ブライアン・カリー 、ピーター・ファレリー
〜以下ノミネート〜
●「女王陛下のお気に入り」
デボラ・デイビス 、トニー・マクナマラ
●「魂のゆくえ」
ポール・シュレイダー
アルフォンソ・キュアロン
●「バイス」
アダム・マッケイ
★脚色賞★
【受賞】「ブラック・クランズマン」
チャーリー・ワクテル 、デビッド・ラビノウィッツ 、ケビン・ウィルモット 、スパイク・リー
〜以下ノミネート〜
●「バスターのバラード」
ジョエル・コーエン 、イーサン・コーエン
●「ある女流作家の罪と罰」
ニコール・ホロフセナー 、ジェフ・ウィッティ
●「ビール・ストリートの恋人たち」
バリー・ジェンキンス
●「アリー スター誕生」
エリック・ロス 、ブラッドリー・クーパー 、ウィル・フェッターズ
★撮影賞★
【受賞】「ROMA ローマ」
アルフォンソ・キュアロン
〜以下ノミネート〜
●「COLD WAR あの歌、2つの心」
ウカシュ・ジャル
●「女王陛下のお気に入り」
ロビー・ライアン
●「Never Look Away」
ケイレブ・デシャネル
●「アリー スター誕生」
マシュー・リバティーク
★編集賞★
【受賞】「ボヘミアン・ラプソディ」
〜以下ノミネート〜
●「ブラック・クランズマン」
●「女王陛下のお気に入り」
●「グリーンブック」
●「バイス」
★美術賞★
【受賞】「ブラックパンサー」
〜以下ノミネート〜
●「女王陛下のお気に入り」
●「ファースト・マン」
●「メリー・ポピンズ リターンズ」
★衣装デザイン賞★
【受賞】「ブラックパンサー」
ルース・カーター
〜以下ノミネート〜
●「バスターのバラード」
メアリー・ゾフレス
●「女王陛下のお気に入り」
サンディ・パウエル
●「メリー・ポピンズ リターンズ」
サンディ・パウエル
●「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
アレクサンドラ・バーン
★メイキャップ&ヘアデザイン賞★
【受賞】「バイス」
〜以下ノミネート〜
「ボーダー 二つの世界」
「ふたりの女王 メアリーとエリザベス」
★視覚効果賞★
【受賞】「ファースト・マン」
〜以下ノミネート〜
●「アベンジャーズ インフィニティー・フォー」
●「プーと大人になった僕」
●「レディ・プレイヤー1」
●「ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー」
★録音賞★
【受賞】「ボヘミアン・ラプソディ」
〜以下ノミネート〜
●「ボヘミアン・ラプソディ」
●「ファースト・マン」
●「アリー スター誕生」
★音響編集賞★
【受賞】「ボヘミアン・ラプソディ」
〜以下ノミネート〜
●「ファースト・マン」
●「クワイエット・プレイス」
★作曲賞★
【受賞】「ブラックパンサー」
ルドウィグ・ゴランソン
〜以下ノミネート〜
●「ブラック・クランズマン」
テレンズ・ブランチャード
●「ビール・ストリートの恋人たち」
ニコラス・ブリテル
●「犬ヶ島」
アレクサンドル・デスプラ
●「メリー・ポピンズ リターンズ」
マーク・シェイマン
★主題歌賞★
【受賞】“Shallow”
「アリー スター誕生」
〜以下ノミネート〜
● “All the Star”
● “I'll Fight”
「RBG 最強の85才」
● “The Place Where Lost Things Go”
「メリー・ポピンズ リターンズ」
● “When a Cowboy Trades His Spurs for Wings”
「バスターのバラード」
★長編アニメーション映画賞★
【受賞】「スパイダーマン スパイダーバース」
〜以下ノミネート〜
●「インクレディブル・ファミリー」
●「犬ヶ島」
●「未来のミライ」
●「シュガー・ラッシュ オンライン」
★外国語映画賞★
【受賞】「ROMA ローマ」(メキシコ)
〜以下ノミネート〜
●「存在のない子供たち」
(レバノン)
●「COLD WAR あの歌、2つの心」
(ポーランド)
●「Never Look Away(原題)」
(ドイツ)
●「万引き家族」
(日本)
★長編ドキュメンタリー映画賞★
【受賞】「フリーソロ(仮題)」
〜以下ノミネート〜
●「Hale County This Morning, This Evening(原題)」
●「Minding the Gap(原題)」
●「父から息子へ 戦火の国より」
●「RBG 最強の85才」
★短編映画賞★
【受賞】「Skin」
〜以下ノミネート〜
●「Detainment(原題)」
●「野獣」
●「マルグリット」
●「Mother(原題)」
★短編ドキュメンタリー映画賞★
【受賞】「ピリオド 羽ばたく女性たち」
〜以下ノミネート〜
●「Black Sheep(原題)」
●「エンド・ゲーム 最期のあり方」
●「Lifeboat(原題)」
●「A Night at the Garden(原題)」
★短編アニメーション映画賞★
【受賞】「Bao」
〜以下ノミネート〜
●「Animal Behaviour(原題)」
●「Late Afternoon(原題)」
●「One Small step(原題)」
●「Weekends(原題)」
〜以上24部門
トピック
2019年2月24日、カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッドにあるドルビー・シアターで授賞式が行われた。
この年のアカデミー賞授賞式の大きな特徴として、司会者が不在で授賞式が行われた。
その理由は、本来は司会を務めるはずだったケヴィン・ハートの過去の発言に同性愛者を差別するようなものがあったことが明らかになり、司会を降板することが発表された。
代わりに、過去に司会を務めたことがある人達をあたってみるも、もう1度司会をすることに誰も興味を示さなかったため、結局は司会者不在のまま授賞式が行われることになった。
これは1989年の第61回アカデミー賞以来、30年ぶりのことである。
そしてもう1つの特徴として、時代の流れを受けて変化と迷いが表れたアカデミー賞となった。
アルフォンソ・キュアロン監督の『ROMA/ローマ』がNetflixの配信(ストリーミング)作品として初めて【作品賞】にノミネートされたことにある、つまり映画館で上映しない作品がアカデミー賞の【作品賞】を獲る可能性があったということだ。
とはいえアカデミー賞のルールとして「ロサンゼルス郡内で7日以上、1日当たり3回以上の有料上映」という決まりがあるため、厳密には『ROMA/ローマ』も部分的に映画館で上映をしてアカデミー賞に出品している。
逆を言えば、そのルールさえクリアすれば動画配信(ストリーミング)用に作られた映画もこれからはアカデミー賞に出品されるケースが増えるということで、スティーヴン・スピルバーグ監督を始めハリウッドでも「映画は映画館で観てこそ、Netflixなどの配信用の作品はアカデミー賞のオスカーの対象からは外すべき」という意見もあった。
現にカンヌ国際映画祭は配信用作品は一切扱わないという姿勢を示している。
その点、賛否が分かれつつもオスカーの対象にまで受け入れるというハリウッドらしい寛容な姿勢を感じながらも、肝心の作品賞は昔ながらの王道なアカデミー賞らしいと言ってもいい『グリーン・ブック』が受賞するなど、変革への思いとそれでもまだ躊躇してしまう迷いが混ざった第91回アカデミー賞だった。
しかし、【作品賞】は逃したが『ROMA/ローマ』はNetflix作品でありながら【監督賞】【撮影賞】【外国語映画賞】を受賞し、変化への節目となるアカデミー賞となった。